自信がないのではなく、それはエレファントシンドロームなだけ
自信がないと何もできない。
自信を持つには、よく経験を積むことが良いと言われている。
つまり、根拠のある自信ということ。
なにかプロジェクトをやり遂げた経験とか、資格をとったこととか、営業でNo.1になったこととかね。
だけど実はこれは間違っている。
根拠のない自信こそが、本当のエネルギーとなる。
よく考えてみてほしい。何かの経験によって自信がついたしたら、その自信のある経験で大失敗したらまた自信がなくなるとは思わない?
これは外部の要因に依存するから起こること。
じゃあ根拠のない自信とは何か?
それは「自分ができるということを知っているということ」
これが根拠のない自信。
世の中のほとんどの人は、自分ができないと勝手に思い込んでいる。
いや思い込まされていると言っていいね。
壮大な夢を語れば親にお前には向いていないと言われ、
友達には、地に足がついていないと言われ、
会社では、そんなこと言っていないでちゃんと仕事をしろと言われる。
こうやってやっぱ無理なんだと思い込まされていくんだ。
だから自分ができると知ることは、実はかなり難しい。
この現象は何も人間にだけ起こることではない。
象は子供のころに、逃げられないように人間によって鎖につながれる。
最初のうちは、鎖を引きちぎろうと頑張るのだが、やがてあきらめてしまう。
そして大人になり、体の大きくなった象に、もはや鎖を引きちぎるという発想はなくなっているわけだ。
その巨体をもってすれば簡単にちぎれるとも知らずに。
これをエレファントシンドロームというらしい。
これと同じことが俺たちにも起こっている。
何も極端な話じゃない。
この象は他人事ではないんだよ。
こういった俺もまだまだエレファントシンドロームがある。
ナンパは怖い。
セミナーでしゃべれるのはプロだけ。
営業はセンス。
とかね。
すべての原因は、昔の失敗・体験や他人からの刷り込みのせい。
だけど不思議じゃない?
金持ちと貧乏の差とか、スポーツ選手とニートの差とか、トップセールスマンとビリセールスマンの差とかは、どこで生まれるのか?って。
俺の個人的な意見だけど、これはメンタル以外の何物でもない。メンタルが弱いとか強いとかそういう話でもない。
ただ自分ができるということを知っているか、知っていないかなだけだと思うんだよ。
だって同じ人間だぜ? ボルトの100mがいくら速くたって、遅いやつと比べたって所詮5秒とかの差なんだよ。
孫さんだって、特別な才能があるわけじゃないじゃん。あの燃え滾る熱い情熱にみんなが巻き込まれてるだけであって。
誰でもできるんだよ、それなりに。
これさえ知ってれば余裕なんだよ、ほんとに。
世の中はいつだってシンプル。信じろ、自分を!!